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ハチロク田中によるゲーム製作にまつわる記録。毎日が苦戦ですたい(;ェ;)
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sample33s.jpg





相変わらずテキスト書きながら背景を描く毎日。
圧倒的に背景を描いている時間の方が長い気がします……。

画像はその一部。
左は前回の線画を仕上げたもの。(昼、夕方、夜、他2パターンの5枚)
右は今回初めて試みる2点パース背景。(昼、夕方、夜の3枚)

2点パースは焦点決めて直線で構成されるオブジェクトはまだいいのですが、パースの線だけでは構成できないもの(乱雑に積み重なっている本、机の上で開いている本など)はホント大変な思いをしました。
絨毯の模様に使用している白い輪も、描き方を編み出すまで苦労しました。

描いてりゃその内慣れてくるとは思うのですが、イメージを立体にする訓練はせにゃならんと思いました。

今日はテキストやら創作方針のお話。
長くなりそうなので( ´_ゝ`)フーン程度に読んでください……。


僕が書いているテキストは、ぱっと見、演劇の戯曲みたいなもんです。
戯曲は一般的にセリフでお話が進みます。
冒頭や合間にト書きがちょこっとあります。
(舞台は寂れた駅、サチコ去る、などの舞台背景や人物の動作)

人物の容姿などはほとんど書かれていません。
細かな時代背景も書いていません。

それでも読み手はそこから人物の姿や舞台となる場、更にはセリフの間や質感、挙げるとキリがないですが多くのものを想像する訳です。

細かな部分を書いてないので、読み手によって受け取り方が違います。
書き手は何らかの意図を込めて一つの作品にしています。
社会風刺であったり、何かを訴えかけたかったり、何かを提示したりと。
読み手はそこを考える、ざっくりですがこんな感じです。

これまで何度か書きましたが、全部書く必要はないのです。
舞台演劇では役者がいて舞台道具があって、照明・音響があるように、サウンドノベルには音と絵がある。

状況説明は会話の中で事細かに書かずちらっとだけ見せれば十分な気がしますし、背景一枚で空気から温度まで伝えることが出来るかもしれません。時間経過も背景の差分(昼、夕方、夜)とそれを匂わすテキストがあれば、一時間経過とか三時間経過とか説明する必要もないです。

とまあ、セリフで進めるだけあって状況説明を入れると不自然なんですよね。「そんな会話しねーだろwww」と。書き手の都合でどうしてもその情報が受け手に対して必要であると判断したら、さり気なく、さり気なーく、そっとテキストに潜り込ませる、そういうことはしますが。いらないかなーと判断したら切り飛ばします。

感情説明なんかもいらないですね。こんなもんご丁寧に書く方が受け手に対して失礼に値するとさえ思います。こういうところこそ受け手に想像させるもんだと、書かなくても分かるだろと。

で、物語を書く視点。
僕は一人称視点をチョイスしました。
かなり初期から一つの時系列の出来事を複数の視点で書くという構想はあったのですが、一人称が一番生の感覚を伝えやすそうかなーと。主人公となる人間が見ている世界をそのままプレイヤーに見てもらう、会話も主人公が何を受けて何をどう返しているのか、完全な一人称にしようと。それならばゲーム画面もほぼ主人公が見ているものにしよう。
本当は作中の主人公とプレイヤーを同化させたいという構想もあったのですが、サウンドノベルだと目線を合わせてあげるくらいしか出来ないということもありまして。

そこでちょこちょこ出てくるのが主人公の自問自答です。
目線を合わせるという構造をどう使うかということですが、自問自答なんてものは自分を納得させる為の行動だと思うのですよ。これをテキストに書くときにちょこっと工夫して、『プレイヤーに投げかける』、という風にしてみるのですよ。こうすることである程度は主人公の思考のロジックや感覚、胸のもやもやなんか伝えられるかなーと。
実際どう機能するかは僕も分かりませんが……。

完全な一人称にするということは、テキストに求められるのは完全な『瞬間』なんです。その瞬間に何を思うかという部分が最も大切でして。例を書いてみましょうか。A(主人公)とBの会話です。


A「おはよう」
B「うん、おはよう……」

 Bは何処となく元気がなさそうな気がした。いつもは向こうから声をかけて来るのに、抱きついてくる勢いで。……さすがにそれはないか。

A「どうかしたのか?」
B「……ううん、何でもないよ」


と、真ん中にある主人公視点の文章ですが、これ瞬間とは言えないんですよね。人間、瞬間的にこんなこと考えるのかなーと疑問に思っちゃいます。で、「抱きついてくる」というボケに対して、「さすがにそれはないか」というツッコミ。これが次の「どうかしたのか?」の語調をほぼ決定してしまっている、と書いてて思いました。
あっけらかんとした、相手の気持ちを少しも考慮しない明るい口調で「どうかしたのか?」という感じに僕は思えてしまいます。これに声優さんの芝居で、心配する感じで「どうかしたのか?」にすると明らかにテンポが悪くなるんじゃないかと。

これを僕ならこう書きます。


A「おはよう」
B「うん、おはよう……」

 ……?

A「どうかしたのか?」
B「……ううん、何でもないよ」


これで十分な気がします。三点リーダ(…)で相手の様子がいつもと違うところを『受ける』。「どうかしたのか?」は様子がおかしいことに対するリアクションなので、別に余計な装飾をする必要はないと判断します。元気がないとか抱きついてくるとか書きたければ、続く会話に混ぜるとか混ぜないとか。
多分この方がテンポもいいんじゃなかろうかと。
重要なのはBの様子がおかしいというところで、普段のBの様子を描写することではないと。
親切な変化をつけるなら普段のBを、この会話の前に描写しといてもいいですね。

ある程度グレーにしておくというのも大事かなと思います。

また、Bは何処となく~をどうしても、どうしても書く必要があるなら、


 あれ、何か元気が無さそうだな……。いつもは向こうから声をかけて来るのに、抱きついてくる勢いで。……さすがにそれはないか……。

元気が無さそうな気が『した』。した、が気持ち悪いんですよね、語感的に。Aの感覚というよりは、Aがその世界を俯瞰で見ている、という感覚さえ覚えます。正に神の目。プレイヤーおいてけぼり。
最後に……を加えました。どう機能するかは受け手次第だとは思いますが、一応意図としては「何言ってんだ俺は……」とか間であったりとか、濁しであったりとか。


次回へ続く!
(書き始めて3時間経過……)
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